爬虫類のなりやすい病気って?飼育環境を適切に保とう

爬虫類(トカゲや蛇、カメ、カメレオンなど)を飼育する場合には、彼らの健康状態に注意することが肝要である。たとえば、トカゲは、低温や過多なストレスによる免疫力低下が原因で皮下にしこりができる皮下膿瘍を発症する。又、栄養不良や細菌感染により、様々な機関に腫瘍を作る。このような腫瘍への対処法としては、飼育場所の温度を適温に保ち、ストレスを減らしてあげたり、栄養を適切に与えてあげるなど、飼育環境を整えるほかに、細菌によるものである場合や、症状がひどくなっている場合には、専門機関にいって腫瘍を除去してもらう必要がある。

又、カメレオン科がかかりやすい病気としては、呼吸器感染症と葉酸欠乏症がある。呼吸器感染症の症状は、口の中に泡が出ていたり、ぜいぜいと息をしている症状があり、至急専門機関へ通院することが望ましい。葉酸欠乏症は、葉酸を与える(補助的にアスコルビン酸及びビタミンB6、B12も与える)ことで、育成を続けることが可能である。このように、爬虫類は、細菌が原因となるもののほかに、温度や栄養不足などを原因として病気にかかることが多いため、適切な飼育環境を保ったうえで、育成していくことが重要である。